計画投資省外国投資局によると、2012年に許可を受けたベトナム企業による対外投資(新規及び追加投資)案件は28か国・地域での75件で、投資額は13億ドル(約1100億円)だった。実行額は前年比28%増の約12億ドル(約1060億円)。
累計では60か国・地域における712件で、投資総額は124億ドル(約1兆0900億円)、実行額は約38億ドル(約3340億円)に上る。実行額が大きい分野は◇鉱山開発:23億ドル(約2000億円)、◇電力・天然ガスなど:4億ドル(約350億円)、◇農林水産業:5億ドル(約440億円)、◇情報通信:2億4900万ドル(約220億円)など。
外国投資局のドー・ニャット・ホアン局長によると、一部の対外投資案件が成功して利益を生み始めているほか、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどへの投資が増加傾向にあるという。同局は引き続き対外投資活動に関する法的枠組みの整備を進めていく方針だ。
同局は2013年の対外投資額について前年並みの10億~15億ドル(約880億~1300億円)、実行額は9億~10億ドル(約790億~880億円)と予想している。